カーデザイナーの仕事が面白そう!

RIDEON日記  |

車を眺める男性

車のカタログなんかを見ていると、次から次へと新しいデザインのものが登場しているのが分かります。
どれもこれもかっこよくて思わず欲しくなってしまいますね。
そんなかっこいいカーデザインをしているのがカーデザイナーの人たちです。

カーデザイナーの種類

単にカーデザイナーといっても、外観やボディを担当するエクステリアデザイナーと内装を担当するインテリアデザイナーに分けられるのだそうです。
他にもカラーデザイナーやクレイモデラー、デジタルモデラー、デジタルデザイナーなどもいて、デザインディレクターやチーフデザイナーが全体をまとめる…というのが基本。
市場調査を行った上でスケッチを繰り返し、打ち合わせを重ねていって大体のデザインを決めます。

それから3Dプリンターでクレイモデルを作り、パソコンの3次元CADでモデリング、カラーを含めたデザインを行って試作車づくり。
安全性をチェックしたあと生産工程に入るという流れで仕事が進んでいきます。
たくさんの人が関わりながら1台の車を作りあげているんですね。

カーデザイナーとして働くには

車のデザイン

インダストリアルデザイナーの中でも花形であるカーデザイナー。
世界的に人気の高い日本の自動車メーカーもそれほど数が多くないため、新卒でデザイン職につくのはなかなか大変なようです。
メーカーほどではありませんが、カーデザイン事務所へ就職するのも結構競争率が高いみたいですよ。

ちなみにカーデザイナーは、特に資格を必要としない仕事。
工学系の大学でプロダクトデザインやインダストリアルデザインを幅広く学んだり、カーデザインに特化した専門学校でカーデザインに特化したカリキュラムを学んだりすることで徐々に自分のスキルを高めていきます。

今後の車でのデザインはどうなっていく?

現在、自動運転車の実現に向けて日々研究が行われています。
現在は、運転の主体がシステムとなりますが、システムが作動しない、不具合が起きたときには人が運転する必要がある「自動運転レベル3」までの車が実用化されました。
完全に運転をシステムに任せることができる「自動運転レベル5」も将来的に実装されると見込まれています。

自動運転車が普及すると、カーデザインにも大きく影響を与える可能性があります。
なにせ、人間は運転する必要がありません。
ハンドルが不必要になる、つまり運転席の必要性が無くなり、その分他の空間を広く活用できるのです。

自動運転車のデザイン

運転席の必要がなくなった自動運転車の実用化はまだ先の未来です。
究開発は行われており、試作品もいくつか作られています。

そのため、どんな車が今後出てくるのかを想像することはできます。
現在発表されている自動運転車のデザインを見て見ると、四角いボックス型のデザインが豊富。
現在の車とは似ても似つかないデザインです。ボックス型のデザインになるのは、きちんと理由があります。

死角が少ない

自動運転車はセンサーやカメラを搭載し、周りの状況を把握しています。
道路の状態や障害物などの情報を正確に得る必要があるのです。正確に情報を得るためには、死角を作ってはいけません。
人なら体を動かしてあちこち見ることができますが、自動運転車はそうはいきません。ボックス型は死角を少なくすることができるため、自動運転車として非常に合理的です。

乗り心地の向上

自動運転車は人が運転をする前提がないため、運転しやすさではなく、乗り心地を重視することができるのです。
運転席がなくなった分、ボックス型にすることで室内空間を広く取ることができ、ゆったりと足を伸ばして座ることができます。
中にはテレビや机などが付属されている場合もあり、自宅やオフィスのように過ごすことができるかもしれません。

ドアの変化

ボックス型にして室内を広く取ることができる分、ドアも大きくでき、乗り降りもスムーズに行えます。
大荷物を持っているときや、お子さんがいる場合でも快適に乗り降りができるようになるでしょう。
ドアのデザインも様々で、自動ドアのように左右にスライドしていくタイプや、従来の車のようにドアを開くタイプがあります。

このように、ボックス型でデザインされるのは理にかなった理由があります。
しかし、現在の車と同じ形の完全な自動運転車も発表されています。
パッと見た岳では従来車と何も変わりませんが、ハンドルやブレーキなどがない分、ゆとりのある座席になっている場合が多いです。

まだまだ分からない将来の車

完全な自動運転車はまだ先の未来ですが、夢物語ではありません。
最近は電気自動車や自動運転など、夢だと思っていた技術がどんどん現実になってきています。課題は山積みですが、実用化が待ち遠しいです。
カーデザインに関しても、これからの未来を見据えて「こんな車に乗ってみたい!」と思えるような人の心に響くデザインが求められるようになるかもしれませんね。

将来、どんな車が道を走っているのか、自分がデザインした車が入っているかもしれない、そう思うとわくわくしてきますよね。
その情熱を胸に、自動車デザインについて学んでくださいね。

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