中古車は購入前にコンディションをチェック

RIDEON日記  |

何でもそうですが、中古商品というのは人が使ったものですので、以前のオーナーがどのように使った次第で消耗度も変わってきます。それが目に見えるものであ判別が付くならいいのですが所有してみないと分からないものも多くあります。その最もたるものが中古車ではないでしょうか。しかも高額商品であるため、ここで中古車選びを失敗すると洒落になりません。

Luxury car at public dealership

中古車は1台ごとにコンディションが異なるために、車両の状態をしっかりと確認してから購入する必要があります。中古車で最も重要となるのが修復歴がある車を購入しない点にあります。修復歴とは、大きな事故によって車の基本骨格まで損傷が及んだ車のことを言います。修復歴車の場合には左右や前後のバランスが狂っている車両が多く、まっすぐ走らなかったりコーナリング時に不具合が出る車両もあります。

注意点としては修復歴のある車両を購入しない点になりますが、素人が簡単に見極めることができない部分となります。現在では車の修復技術が向上してきたこともあり、プロの査定士でも正しい判断ができない場合があります。修復歴車を掴まされないようにするためには、経験と能力の高い査定士がいる業者を選ぶことが大切なのです。中古車には車両が持つ価値によって価格が決められるという特徴がありますので、全く同じ仕様の車でも価格が異なる場合があります。

また販売店側が仕入れた時期によっても価格が異なってきますので、価格に惑わされずに正しくコンディションを把握することが大切です。同じ仕様の車でも、走行距離の多いほうが販売価格が高くなっていることもありますので、価格ではなく車両のコンディションを基準にすることが大切なのです。

整備まで自分の所でできる販売店で扱っている中古車なら状態も分かることがあります。整備工場は、お客さんの乗り方やその人の知識やメンテナンスに対する意識まで把握しているので、日ごろから手入れをしっかりしている車両の場合、トラブルになる可能性は少ないです。特に、循環系・燃料系は注意です。循環系は、マメにオイル交換がされてたかどうかで性能が違います。へたったオイルを使い続けることで金属疲労は大きくなりますので、こまめに変えることは重要なことなのです。このケアによって、車両の寿命は変わってくるといってもいいでしょう。それから燃料系は、こちらのような機械でインジェクターの洗浄を定期的に行っていることが重要です。お店で売ってるようなケミカル製品でもインジェクターの洗浄は可能ですが、専門の機械を使った方が洗浄力が高いのはいうこともありません。それに、FI車が普通の今時だと、昔みたいにキャブレターにケミカルを噴きかけるほど簡単ではなく手間だったりします。キャブレターの場合は、エアーフィルターを外して吹き込めばよかったものの、FIの場合はインジェクターを外さなければなりません。その前に内圧を抜いたりなんだり手間もかかるのでおっくうです。そんなにこまめにやるものではありませんが、だからこそここをしっかりやることに差が出ます。FIは電子制御なのでキャブ車よりもスラッジが溜まることで性能が落ちますし、特にガソリンより圧縮比が高いディーゼルエンジンならなおのことです。

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